I'm Making a Roguelike Deckbuilder on Stocks.
— NAIIVE (@JHJ200203) May 18, 2025
It's called insider trading, check it out on #Steam!https://t.co/MRbPu4pFhH#indiegame #solodev #roguelike pic.twitter.com/scF6ydE2Qg
株取引をテーマにしたローグライクデッキ構築型ゲーム「Insider Trading」に対する期待が高まっている。開発・配給ともにNaiiveが手掛ける。2025年リリース予定。あくまでリアル系の株取引シミュではない。「無限のビルドとゲームを破壊するシナジー」でもってして「市場を崩壊させる体験」を味わうゲームになるらしくあくまで架空取引のゲームであることには留意されたい。Steamでもいくつかある株取引シミュはぶっちゃけ評判が悪いものが多いのも事実だ。
カードの力で市場を操作して…デッキを戦略的にプレイ…チャート生成を手中に収め…市場を狂気に追い込む究極のコンボシナジーを構築する…これがゲーム「Insider Trading」のプレイスキームだ。カードは最適化(追加・削除・強化による再構成)が出来て各カードで構成されるシナジーと効果を次々と振り絞っていく。カード構成によって新たな戦略を練って市場を赴くままに操作するというゲームになるようである。だからインサイダートレーディング…というわけだね。
スキームを実行に移していく中で自分という株主の力をインサイダー取引(内部者取引)のように増幅させていくのだ。指数関数的に自分の株取引におけるスタンスを増幅させ市場での自らのプレゼンスをインフレーションさせていくことのだ。ゲームスキームを通して達成する目的は決して市場全体のインフレーションというわけでなさそうだ。どっちかっていうと自らの株式操作能力のインフレーションが目的である。自分しか知りえない方法で株式市場を操作せよ。確かにこのアイデアは面白い!
ここからは自分なりの解釈になるが…私もマスター課程では所属していた金融系の客員教授の株のシミュレーションソフトにさわらせてもらったことがある(正確に言うとオプション取引のシミュレーター)。早大や千葉工大の金融授業に同シミュレーターを納入している業者の長の会社だったがとても面白かったことが印象に残っている。一般的に有名なものは大証のシミュレーターだがこれは実は性能的に劣っていて今一番いいオプションシミュはおそらくこの先生の会社のものだったと思う。
面白いのは株と違ってプットとコールをオプション取引で活用すれば株式の現物価格が落ちてもむしろ落ちた分取り直せることだ。オプション取引を活用すれば株式市場が落ち込んでいる中でもいわば逆振りによって儲け・利ザヤを稼ぐことが出来る。一般的には株取引しか知らない方が多くオプション取引の知名度は高くない(当然合法取引なので知ろうとすれば知れるはずだがなぜか一般的にオプションという言葉は株以上に浸透していない)。
よく株取引の初歩のかたが「株価が落ちても儲ける方法なんてあるんすか?」という方が多いがそれがあるのである(詐欺でも何でもなく)。それがオプション取引なのだが…それは知ろうとして取引スキームの様々な面を勉強をしようとしないから知っていないだけである。「株価が落ちても儲ける方法」は事実あるのである。ゲヲログでは株の現物によって儲ける方法論を確立しようとしているがこれはドクター課程の話だ。オプションまで行けるかっていうと微妙な話である(経緯が複雑になるため)。
そういう意味ではゲヲログとこのゲーム「Insider Trading」の目標とするところは同じである(リアルと架空の違いはあれども)。そういうことだから私自身このゲームにインスピレーションを得ているのが現状。株はアルゴリズムを構築してもそれが公開されれば情報量が等価になるから儲けることができなくなっていくのも当然の事である。株取引で儲けるのはそれだけ難しいのだ。その意においてはなうるほど確かに面白いアイデアだな!というわけである…。